FX自動売買の運用で「月10万円」を達成した時の状況と、検証したことをまとめています。
2022年3月に初めてFX月10万円の収益を得られました。
週単位でみても、毎週2万円前後くらいを積み上げていて、割と安定した感じでした。
「でも、なぜこの月だけ10万円を達成できたのか?」
自分でも疑問だったので、その時の状況について相場を見返して検証してみました。
結論、相場の値動きが利用しているシステムにマッチしていたからだと考えています。
順を追って解説します。
運用しているFX自動売買
まずはじめに、2022年時点の運用状況を整理しておきます。
【EA➀:ふるふる】
通貨ペア:ユロドル(ショート)
FX口座:FX Giants
証拠金:約55万円
ロジック:ナンピン/マーチン
最大ポジション:6
関連記事:【無料体験を終えて】ふるふるシステム|FX自動売買レビュー
【EA➁:アゲハ】
通貨ペア:ドル円(ロング)
FX口座:Bigboss
証拠金:約40万円
ロジック:ナンピン/マーチン
最大ポジション:6
関連記事:【FX自動売買レビュー】AGEHa(アゲハ)【運用実績あり】
ロジックが似ている2つのEAを同時に運用しています。多少のリスクヘッジとして、通貨ペアを1つに絞り、別々の通貨で運用しています。
最大ナンピンを6回までとカスタム設定しています。理由は証拠金に応じた資金管理で、具体的には、ざっくり1000pipsの急変があってもロスカットされることのないロット数の設定です。
超安全運転なので、リスクが少ない分、利益も押さえた設定です。月3-5万円を安定して稼げるようなイメージで運用しています。
ナンピン系システムで月10万円を達成する方法
ここから本題です。
通常月は3-5万円の利益で回している運用ですが、
「なぜ2022年3月は月10万円を達成できたのか?」
ここについて見ていきます。
先に結論だけ書いておくと、
「相場の値動きが、利用しているシステムにマッチしたレンジ相場になっていた」
これに尽きると思っています。
2022年3月の実績
2022年3月の収益がこちら
EA | 収益 |
➀ふるふる | ¥107,224 |
➁アゲハ | ¥2,648 |
Total | ¥109,866 |
2台のシステムを使っているとはいえ、3月の収益のほとんどは「ふるふる」で稼いでいたことがわかります。
先にも書いたように、アゲハはドル円、ふるふるはユロドルの運用です。
つまり、月10万円稼ぐポイントは、この月のユロドル(Short)の値動きにありそうです。
2022年3月のユロドルチャート
該当月のユロドルのチャートを見てみましょう。
赤で囲った範囲が2022年3月の値動きです。
チャートから見て取れる相場の特徴をまとめました。
・値動きの方向性:レンジ
・値動きの範囲:1.08~1.11
・往復回数:3.5回
・(最大)6ポジション保持:6回
・5ポジション保持:5回
ここに月10万円の秘密が隠れさているはず!ですが、これだけでは分かりづらいため、他の月のチャートと比較してみましょう。
2022年2月はこんな感じです。
■チャートの動き
1.113~上昇
1.147 頭打ち
~1.09までゆるやかに下降
2022年2月の「ふるふる」の運用益は約1.2万円/月でした。
■2月のチャート
少し上がって、その後緩やかに下がった。
→収益は1.2万円
■3月のチャート
一定の範囲内で上下を繰り返した。
→収益は10万円+
2月と3月のチャートを比べてみると、何となく違いが見えてきます。
考察|レンジ相場にめっぽう強い(EAふるふる)
そもそも、ナンピン系システムは、「レンジに強く、トレンドに弱い」そんな性質があります。
大きなトレンドが発生すれば、逆張りして取っていったポジションに証拠金が耐えられなくなり、最終的には強制ロスカットになってしまうからです。
ナンピンロジックを採用しているシステムを運用している場合は、トレンド相場に注意が必要ですね。
逆に、レンジ相場で値動きが停滞している時は、チャンスです。
特に3月のように、300pipsもの間隔でレンジするのは珍しい状況です。
100pips程度で上下の値動きがあると、システムがフル稼働し、爆益していきます。
・(最大)6ポジション保持:6回
・5ポジション保持:5回
ここらへんがすべてプラスで決済されているので、結果、私の設定している低利益な運用でも、6桁の利益を出すことにつながっています。
結論として、「相場の値動きが、利用しているシステムにマッチしたレンジになっていた」となります。
上手くやればもっと稼げるかも!?|リスクも考えよう。
ここまで読んでみると、こんな疑問があるかもしれません。
レンジに気づいた時点で、設定を変更して、最大ポジション数を増やしたら、もっと利益がでるんじゃないの?
確かに、その可能性はありました。
実際に「ふるふる」を使っている人の中には、20-30万円の利益をだしている人もいます。投資なので、その運用方法はトレーダーの判断になりますし、多く収益をあげられればそれは正解です。
でも私はそうしません。
理由は、相場の値動きがいつ変わるか、わからないからです。
2022年3月のチャートが300pipsのレンジだったことは、あくまで「結果論」です。途中でトレンドが発生する可能性はいつでもありますし、それは誰にも予想できません。
ちなみに、、、
2022年3月のドル円チャートは115円→124円と近年稀にみる急騰(大幅な円安進行)でした。トレンドの発生が見られた頃から、アゲハの運用はストップしていました。仮に、運用を止めたところでレンジになったとしても、利益を逃したとがっかりすることはありません。安全に資産を守った自分を褒めてあげるべきだと思います。
個人的な意見ですが、ナンピン系システムを使う上では、まず第一にリスクを考慮するべきです。
そのうえで資金に合った運用をしていく事が、資産を増やすコツだと思います。
・・・
こんなところで以上になります。
大きく勝てた時も、その理由は把握しておきたいと思いまとめました。
システム運用の参考になれば幸いです。
では。