FX向け確定申告のルールと大切さについてまとめています。
✔ FXで副収入があります。確定申告は必要ですか?
✔ 確定申告ってどうやればいいの?必要な書類は何?
こんな疑問にお応えします。
FXで副収入がある場合は、自分で確定申告をする必要があります。
また、FXで損失を出した年も、確定申告をやっておくメリットがあります。
一般的なルールと、私の経験を合わせて確定申告するメリットを解説します。
後半は、FXをしている私たちが確定申告に必要な準備を確認します。
FXを始めた私には確定申告が必要ですか?
◆結論
FXを始めた年は、勝っても負けても確定申告はしておきましょう。
◆理由
自分の稼ぎを見つめ直すと、新しい気づきがあります。
具体的に解説します。
一般的なルール
法律上、確定申告が必要なルールは次の通りです。
- 年間を通してFXで20万円以上の利益が出ている
FXで利益確定したポジションとスワップの合計が20万円上、資産が増えている場合は確定申告が必要です。(本業の収入形態、収益から必要経費を差し引くなど細かな決まりがあります。ここは後ほど。)
一方で、必須ではないけど、確定申告した方がいい場合があります。
- 国内FX口座を利用している、かつ、年間を通してFXで損益がある
国内FX口座で損益がある場合、損失を翌年に繰り越すことができます。確定申告をしてくことで、次の年に収益が出た場合、収支を相殺して税金を計算することができます。
翌年以降3年間にわたって損失の繰越控除を行うことも可能です
私には確定申告が必要ない
FXは投資です。勝つこともあれば、負ける事もあります。一年間トレードを続けていると、色々な場面があります。
- 改めて収益を計算してみると、20万円いってなかった…
とか、
- 年間で損益を出しているけど、海外のFX口座を利用しているから損失が繰り越せないし…
など、こんなケースの方もいるかもしれませんね。確定申告不要です。
FXやっているけど、確定申告をしなくてもいいという人は結構多いかもしれません。
FXを始めた年は、勝っても負けても確定申告しよう
◆結論
FXを始めた年は、勝っても負けても確定申告はしておきましょう。
私の経験上、一般的なルールに沿っていれば、確定申告しなくていい人へも確定申告することをおすすめしています。特に今年FXを始めた方には、強くおすすめします。
◆理由
自分の稼ぎを見つめ直すと、新しい気づきがある。
自分のFX収支から、確定申告するかどうか考えると、
- ホントに確定申告しなくていいライン?
- 経費が差し引けるってどういう事?
こういった事を調べていくことになります。
今あなたがこの記事を読んでいるように、自然と色々なことを学習しています。
あなたは本当に確定申告必要ですか?または不要ですか?
先ほど「FXで年20万円以上」という言葉がありましたが、もう少し詳しくみると
会社員や公務員で給与所得を得ながら、FXで年20万円以上の所得のある人
学生や専業主婦の他、給与所得のない人で、FXで年38万円以上の所得のある人
こんな違いがあったりもします。
また、FXで得た収入から、FXに使用した経費を差し引くこともできます。
例:パソコン代、スマホ代、通信費、書籍代、セミナー代…など
こういった事を1つ1つ調べていくのは結構大変ですが、結局調べている現状があります。
つまり、そこまで色々調べたなら、確定申告してしまった方がいいんです。
今回確定申告しなくてもいいと分かっても、次回は利益がでているかもしれません。
一度自分で一通りやっておくことで、確定申告に何が必要かという事が分かります。
実際に申告したことによる学びと気づきは、次回に向けて生かせます。
一度確定申告をしたことがあると、
- 本や雑誌のレシートを保管する意識ができた!
- セミナーの明細を仕分けしておこう!
など、これまでとかわらない日常生活で、よりお金を意識した行動ができます。
節税金額をざっくりいうと、書籍やセミナーを10%OFFで買える、スマホ代や家賃の一部が返金される、こんなイメージです。
「お金の知識」は格段にあがります。
結果、次の年の確定申告が楽になったり、「節税」につながったりします。
◆まとめ
基本ルールに該当しない方は確定申告不要です。
ただ、FXを始めた年は、勝っても負けても確定申告をしておくことをおすすめします。
実際に申告したことによる学びと気づきは、「お金の知識」や「節税」として自分に返ってきます。
確定申告の準備をしよう:)
確定申告の「具体的な手続き方法」は管轄の税務署や税理士の方へ相談いただければと思います。
ここでは、確定申告するために私たちが用意する物についてまとめて確認しておきます。
どこに相談しても、結局自分で集める必要がある物なので、先に知っておいた方が楽です。
確定申告に必要なもの
◆準備を始める時期:年末12月~年明け2月上旬ころ
◆準備するもの:
- 本業の源泉徴収票
- 年間取引履歴の明細
- マイナンバーカード
本業の「源泉徴収票」は年末か年初に、職場でもらえるはずです。大切に保管しておきましょう。
FXの収支の明細である「年間取引履歴」は自分で取得する必要があります。ご利用のFX会社に確認しておきましょう。
MT4を使っている場合は、パソコンから簡単に確認することができます。年が明けたら一年分まとめて取得しておくといいと思います。
関連記事:【手順書】MT4で取引履歴を確認する方法【印刷して確定申告にも使えます】
最後に「マイナンバーカード」、もしお持ちでないなら申請しておく方がいいと思います。
オンラインで確定申告を完結できるようになり、税務署へ出向く必要がくなります。
時間の節約になりますし、近年では感染リスクを抑えるためにも安全な方法です。
私(管理人)も、3年前かな、初めて確定申告した時にマイナンバーカードを取得しました。税金の手続き以外にも給付金申請や、住民票取得など、私生活で割と便利です。
マイナンバーの申請先:交付申請 総合サイト
どうやって確定申告を進めるの?
ある程度準備ができたら、確定申告について専門家に相談しましょう。
方法としては3つあります。
- 管轄の税務署に直接相談する
→管轄の税務署を調べる:国税庁HP - 国の特設サイトで申告する
→国税庁 確定申告書等作成コーナー - 確定申告アプリを使う
→Freee、Moneyfoward…など
税理士へ相談するという方法もありますが、申請金額が大きくない場合は、選択肢に入らない事が多いです。確定申告の時期は税理士の方たちも忙しくなります。特に年末~明け3月までの間、少額の確定申告で税理士へ相談しても、割と邪険にあつかわれます(私の経験談w)。
初めから完璧な申告や節税はできません。
それでも一度自分でやってみるといいです。
これまで言葉だけ頭に入れていた「節税」が、スッと体に落ちていく感じです。
✔ 安心を優先するなら、税務署に相談すればOKです。電話とか窓口で対応してくれます。
✔ 時間や手間を考えるとオンラインのがいいかなと思います。
ここら辺はあなたのピンとくる方法で。
・・・
ちなみに、
私(管理人)は「Freee」を使っています。
3年前初めて確定申告した時から毎年お世話になっています。
始めは分からないながらもFreee専属のサポートに相談してて、なんとか自力で確定申告できたことを覚えています。
そして、次の年からは、経費に対する意識が変わり、FX用に買った書籍の購入履歴をつけておいたり、FXに使うスマホ代を計算してみたりと、細かな事まで気が向くようになりました。
Freeeは登録~利用まで無料なので、一度家でやってみるといいかと思います。
サクッと試してみましょう。
・・・
こんなところで以上になります。
確定申告は自分でやってみないことには始まりません。
わたし達がFXを始めた時のように、不安なこともまずは「行動」からです。
では!
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